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2018年5月17日

微動探査「地震eye」で何がわかるのか?

地盤調査を行ったし、建物の耐震性も十分。

だから安全…と言えるのでしょうか?

 

そう問いかけるセミナー「地盤から考える 地震に強い家づくりセミナー」がこのほど、浜松市で開かれました。

(株)鈴三材木店地盤ネットホールディングス(株)が開催しました。

 

■常識を覆す新たなメカニズム

セミナーでは、「地盤の揺れやすさ」という新たな基準を用いて、国が調査した結果が紹介されました。

その結果によると、地震時に多くの箇所で、従来の予想を大きく上回る揺れが起きる恐れがあることが分かりました。

地層の状態によっては、地震の揺れが数倍にも増幅されることも原因です。

「地盤の揺れやすさ」には、地盤の固有周期と、揺れの増幅度が大きく関係しています。

 

■開発された「微動探査機

そこで、地盤ネット(株)は、「地盤の揺れやすさ」を調べる機械「微動探査機」を開発しました。

この機械は地面に置くだけで、わずかな揺れを検知し、地盤の揺れやすさを計測できます。

 

■調査結果はわかりやすく示されます

「微動探査機」による調査結果は、わかりやすくカルテ化して示されます。

この結果をもとに、地盤補強や建造前の地盤補強に関するアドバイスができます。

 

スウェーデン式サウンディング試験と合わせて

地盤ネット(株)では、従来のスウェーデン式サウンディング試験に、「微動探査機」の計測を合わせることで、より正確な調査が可能になると提案しています。

 


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