天竜材の魅力The charm of Tenryu wood
日本三大人工美林に数えられる天竜美林
天竜材はその特徴と同様「まっすぐ」な思いが詰まった製品です
温暖な気候が育んだ役10万haの天竜の森。天竜材は江戸時代中期に本格的な植林がおこなわれたと言われています。
明治時代には、天竜川の治水事業としても積極的に植林され、日本三大人工美林に数えられます。
この天竜美林は太さ、長さ、クセなどの品質を見抜かれ多品種の材を生み出します。
木の特長を一本一本見きわめ、ニーズにあわせた材を作ることができるのは産地ならではの特長です。
天竜材の特徴
天竜材はあらゆるシーンで活用できる高品質な製品です
天竜材は南アルプスと天竜川によって作られた急峻な山林地帯でありながら、
温暖で雨量にも恵まれ、雪もほとんど降らないため根曲も少なくまっすぐな木に成長します。
年輪のつまった美しい木目と優しい肌触りが自慢の天竜材。
同じ太さの木の場合、南の産地と比べ年輪の密度が高いのも特長の一つです。
目の詰まった粘りのある良質な木として、古くから重宝され続けた製品です。
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40万戸相当の
豊富な木材資源浜松市の森林面積は10万3,000haで、これは市全域の66%にあたります。国有林をのぞいた民有林に占める人工林は76%(6万2,000ha)にもなり、静岡県の人工林率59%や全国平均の46%を大きく上まわる数字になります。
人工林の蓄積は、約40万戸分の住宅に相当する量と言われ、日本有数の木材産地として広く全国に知られています。
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住宅木材に適した
51年生以上が約60%現在、天竜の人工林では、第二次世界大戦後に植林し、成長した樹齢41-60年生のスギ、ヒノキが多くあります。
住宅木材に適しているといわれる51年生以上のものは全体の約60%を占め、今後も住宅用木材として天竜杉・天竜檜の安定した供給が期待されます。
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ヤング係数E70以上が
全体の約8割木の変形耐性を表す数字としてヤング係数というものがあり、数字が大きいほど強度があります。
多くの工務店が住宅設計の目安としてヤング係数E70を基準にしています。天竜材が丈夫で加工しやすいということを裏付けています。
天竜材を使う
構造材に下地材、仕上げ材まで家一棟に必要な材が揃う
広大な森で丁寧に育てられた天竜材。木の特徴を熟知した職人が、1本の木から最適な材を切り出します。
土台や通し柱、梁といった構造材をはじめ、胴縁や垂木などの下地材、床板や天井板などの仕上げ材、天竜材だけで家を一棟建てることができる製品をご用意できます。