ブログblog

2017年11月20日

鈴三材木店の社員は、材木について学び続けています

鈴三材木店の社員は、材木について学び続けています。

—————-

築100年の家で受けた衝撃

先日、驚いたことがありました。

築100年近い家のリノベーション工事を見せていただいたときのことです。

家の土台・柱の状態は、長い年月を感じさせないほど良好。しかし、その上にある梁(はり)がシロアリに食われていました。

土台など構造体の下部にシロアリ被害がないからといって、梁のような上部も大丈夫とは限らない…。この事実には衝撃を受けました。

 

■昔から伝わることにはワケがある

よい木材は、シロアリに食べられない」

昔から、そう言われてきました。そのことを改めて確認できたのが、今回のリノベーション工事でした。

この民家に使われていた木材は、主に近くの山から切り出されたものだそうです。

土台・柱は、地元産のヒノキ。例えば、ヒノキの大黒柱は土台よりもさらに下まで伸びていますが、シロアリ被害がまったくありませんでした。

やはり、もともとシロアリが生息する地域で育った木は、シロアリに対する強さを備えているということでしょう。

 

それに対し、梁にはマツが使われていました。シロアリにも好き嫌いがあり、今回のマツはシロアリにとって「おいしい」木材だったようです。

 

そのほか、目の詰んだ(年輪の間隔が詰まった)木材や、赤身(あかみ)の木材は、やはりシロアリに食われにくいということを、実感しました。

(第二営業部 部長 内山祐太)


お問い合わせ・資料請求